ローザンヌの大聖堂(読み)ローザンヌのだいせいどう

世界の観光地名がわかる事典 「ローザンヌの大聖堂」の解説

ローザンヌのだいせいどう【ローザンヌの大聖堂】

スイスレマン湖の北に位置する、国際都市ローザンヌ(Lausanne)旧市街の丘の上に建つ大聖堂。◇正式名称は「聖母マリア大聖堂」。ノートルダム大聖堂寺院)はパリが有名だが、この名称の寺院・大聖堂はヨーロッパ各地にある。ここもその一つで、12~13世紀にかけて建造されたスイス屈指のゴシック建築の傑作とされ、ローザンヌのシンボル的存在といわれている。市民からは「カテドラル」(大聖堂)という通称で親しまれている。内部の南側壁に「薔薇窓」と呼ばれる直径9mのステンドグラスがある。全長11m、幅8m、高さ8mで、約7000本のパイプを備えた巨大なパイプオルガンは2003年11月末に完成したもので、15世紀の初代から数えて5代目にあたる。螺旋(らせん)階段を通って鐘楼(しょうろう)へと登ると、ローザンヌの町並みやモンブランアルプス、レマン湖が一望できる。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android