ワイドバンドギャップ半導体(読み)ワイドバンドギャップはんどうたい(英語表記)wide bandgap semiconductor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ワイドバンドギャップ半導体
ワイドバンドギャップはんどうたい
wide bandgap semiconductor

半導体はそのエネルギーバンドギャップ (禁制帯幅) の大きさによって素子特性が特徴づけられる。半導体としてはエネルギーバンドギャップは約 5eV以下を指し,そのうち 2eV以上のものをワイドバンドギャップ半導体と呼ぶ。炭化ケイ素 (6H- SiC,3.0eV) ,リン化ガリウム (2.25eV) ,セレン化亜鉛 (2.58eV) などが代表例である。これらは,青色発光素子などの材料として使われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android