ワックス脱毛(読み)ワックスだつもう(英語表記)hair wax

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワックス脱毛」の意味・わかりやすい解説

ワックス脱毛
ワックスだつもう
hair wax

わきの下や手足のむだ毛をワックス (ろう) を使って処理する脱毛法。熱で溶かしたワックスを皮膚に塗り,冷めてチューインガム程度の硬さになった段階で毛並みと反対の方向に一気にはがして毛をむしり取る。脱毛法には,ほかにカミソリで剃る,脱毛クリーム,脱毛フォームで毛を溶かして取るなどの方法があるが,いずれも皮膚の表皮の上に生えた毛を取るだけのもの。毛根が皮膚内部に残るので,2,3日するとまた毛が生えてきてしまう。ワックス脱毛の場合,毛根から毛を抜いてしまうので,発毛まで時間がかかり,次の脱毛は3~4週間後にすればよい。しかも,繰り返し続けていると,毛の再生能力が弱まり,毛が生えにくくなってくる。ワックスをはがすとき一瞬,痛みはあるが,脱毛効果が大きく,広い範囲の毛を除くことができるため,足の脱毛によくこの方法が使われている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android