ワット・プラ・ケオ(英語表記)Wat Phra Keo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワット・プラ・ケオ」の意味・わかりやすい解説

ワット・プラ・ケオ
Wat Phra Keo

プラ・ケオ寺。タイ,バンコク市内にある仏教寺院。ラーマ1世 (在位 1782~1809) が王室寺院として建立王宮の東側に位置し,国家的儀式が行われる。碧玉を刻んだ仏像本尊とすることから,「エメラルド寺」とも呼ばれる。回廊には『ラーマーヤナ』物語,アユタヤやバンコクの歴史を主題とした壁画が描かれている。境内にはセイロン型,ビルマ型,クメール型などのさまざまな形式のパゴダ (塔) がそびえている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android