一の松(読み)イチノマツ

デジタル大辞泉 「一の松」の意味・読み・例文・類語

いち‐の‐まつ【一の松】

能舞台で、橋懸かりの前の白洲しらすに等間隔に植えられた3本の若松うち、いちばん舞台寄りの松。かなめの松。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一の松」の意味・読み・例文・類語

いち【一】 の 松(まつ)

能舞台の橋掛(はしがかり)前面白洲(しらす)に植えてある三本の松の中で、舞台に最も近いもの。また、橋掛の、この松にあたる場所。要(かなめ)の松。
※虎寛本狂言・横座(室町末‐近世初)「シテ、一の松にて名乗る」

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