一の鳥居(読み)イチノトリイ

デジタル大辞泉 「一の鳥居」の意味・読み・例文・類語

いち‐の‐とりい〔‐とりゐ〕【一の鳥居】

神社境内に入って、1番目の鳥居

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一の鳥居」の意味・読み・例文・類語

いち【一】 の 鳥居(とりい)

① 神社の入口から社殿方向に数えて第一番目の鳥居。一番外側にある鳥居。また、まれに社殿の側から逆算する場合もある。
梁塵秘抄(1179頃)二「住吉いちのとりゐに舞ふ巫(きね)は」
② 特に近世江戸では深川富岡八幡宮の一番目の鳥居をさす。
洒落本古契三娼(1787)「八まんさまのまつりは八月の十四日十五日さ。〈略〉一ノ鳥居は代々木場からおさまりやす」

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世界大百科事典(旧版)内の一の鳥居の言及

【鳥居】より

…2本の柱が安定を増すために八字形に傾いているものは,その傾きを〈ころび〉という。なお,2基以上の鳥居がある場合には,外界に近いものから〈一の鳥居〉〈二の鳥居〉などと呼ぶ。
[様式の種類と変化]
 形式により材料によって古来さまざまな分類がおこなわれているが,神明(しんめい),鹿島(かしま),八幡(はちまん),明神,両部などはなかでも代表的で,靖国,春日,稲荷,住吉,山王,三輪などの名も知られている(図2)。…

※「一の鳥居」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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