一ツ橋(読み)ヒトツバシ

デジタル大辞泉 「一ツ橋」の意味・読み・例文・類語

ひとつばし【一ツ橋】[地名]

東京都千代田区中北部の地名。ビジネス街。徳川家康入府のころ外堀日本橋川)に1本丸木橋が架けられたところからの名。徳川三卿の一、一橋家の邸があった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「一ツ橋」の意味・わかりやすい解説

一ツ橋
ひとつばし

東京都千代田区北東部の地区。現在、首都高速道路が通る外濠(そとぼり)に、徳川家康入府時、丸木の一本橋が架けられたのが名の由来。8代将軍吉宗(よしむね)のとき、その子宗尹(むねただ)の屋敷橋畔につくられ一橋家を名のった。1862年(文久2)蕃書調所(ばんしょしらべしょ)がこの地に移転(同年洋書調所と改称)、のちの東京大学の基礎をつくった。現在、毎日新聞社共立女子大学、住友ビル、小学館などがあり、大手町に接するビジネス街として、高層ビル化の波が押し寄せている。

沢田 清]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一ツ橋」の意味・わかりやすい解説

一ツ橋
ひとツばし

東京都千代田区北部の地区。江戸時代御三卿の1つ,一橋家の屋敷があった。また,関東大震災前までは,一橋大学前身東京商科大学もこの地にあった。

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事典 日本の地域遺産 「一ツ橋」の解説

一ツ橋

(東京都千代田区一ツ橋2~一ツ橋1)
千代田区景観まちづくり重要物件指定の地域遺産。
神田川系

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