一丁(読み)いってい

精選版 日本国語大辞典 「一丁」の意味・読み・例文・類語

いっ‐てい【一丁】

〘名〙
一人壮年男子
江戸繁昌記(1832‐36)四「一丁道、〈略〉一生道」 〔晉書‐慕容俊載記〕
② (「丁」は「个(か)」の字の篆書(てんしょ)から誤ったもの。「个」は個・箇に同じ) 一つ一個。→一丁字(いっていじ)
読本南総里見八犬伝(1814‐42)六「一丁(イッテイ)字義だも知らず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一丁」の意味・読み・例文・類語

いっ‐ちょう〔‐チヤウ〕【一丁】

[名]
豆腐刃物など一つ。→ちょうちょう
距離面積単位。→
料理などの一人前。「エビフライ一丁あがり」
勝負事などの一回。ひと勝負。「もう一丁やろう」
[副]4から》物事を始めるときに言う語。ひとつ思いきって。それでは。さあ。「一丁とりかかるか」
[類語]そうするとそれならそうしたらではするととするととすればそんならさあそれでは

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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