一包(読み)ひとつつみ

精選版 日本国語大辞典 「一包」の意味・読み・例文・類語

ひと‐つつみ【一包】

〘名〙
ひとつの包み。包み一つ分。
※増補本増鏡(1368‐76頃)五「つつみ物はきぬ十疋にしき一つつみ」
江戸時代、金百両の称。ひとつ。
洒落本・契国策(1776)南方「一包ぐらいは女郎にもやりかねぬ男なれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の一包の言及

【三自一包】より

…中国は1959年から3年連続して史上未曾有の自然災害に見舞われ,さらに大躍進時の政策の誤りとソ連技術者の引揚げが加わり,1959‐61年の期間は農業生産を中心に国民経済全体が深刻な打撃をうけた。調整期(1961‐65)にこの困難を打開するのにとられた政策の一つが〈三自一包〉政策である。〈三自一包〉の〈三自〉とは自留地をできるだけ多く残し,自由市場を設け,損益に責任を負う企業を多く作ることであり,〈一包〉とは農業生産の任務を1戸ごとに請け負わせる政策をさす。…

※「一包」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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