一口両舌(読み)イッコウリョウゼツ

デジタル大辞泉 「一口両舌」の意味・読み・例文・類語

いっこう‐りょうぜつ〔‐リヤウゼツ〕【一口両舌】

[名・形動]前に言ったことと、あとで言うこととが違うこと。また、そのさま。二枚舌
「サリトテハ―ナモノヂャ」〈天草本伊曽保・狼と子を持った女〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一口両舌」の意味・読み・例文・類語

いっこう‐りょうぜつ ‥リャウゼツ【一口両舌】

〘名〙 (形動) 同じ事に関して別のことをいうこと。前に言ったことと後で言ったこととが違うさま。うそをつくこと。二枚舌。
※天草本伊曾保(1593)狼と子をもった女の事「サリトテワ iccôriǒjetna(イッコウリャウゼツナ)モノヂャ。ハジメワ クリョウト ユウタガ〈略〉ヤレ カワヲ ハガウワ ナドト ユウカト ユウテ」

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