一攫千金(読み)イッカクセンキン

デジタル大辞泉 「一攫千金」の意味・読み・例文・類語

いっかく‐せんきん〔イツクワク‐〕【一×攫千金】

《一つかみで大金を得る意》一度に、しかもたやすく大きな利益を得ること。「一攫千金を夢みる」
[補説]「一獲千金」とも当てて書く。
[類語]もうける稼ぐ得る一稼ぎする商売する得する利する益する潤う潤す金になる受益一儲け丸儲けぼろ儲け金儲け営利荒稼ぎ海老で鯛を釣る濡れ手で粟焼け太り甘い汁を吸ううまい汁を吸う懐を肥やす私腹を肥やす私利を貪る・一山当てる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一攫千金」の意味・読み・例文・類語

いっかく‐せんきん イックヮク‥【一攫千金】

〘名〙 一つかみで千金をつかみとること。一度に巨額の利益を得ること。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉八「一攫(クヮク)千金(キン)の期とは即ち是也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

四字熟語を知る辞典 「一攫千金」の解説

一攫千金

一度に巨額の利益を得ること。

[使用例] 一攫千金を夢みる株屋じゃないか[島崎藤村*家|1910~11]

[使用例] 大きな相場を手掛け出したので、また昔の一攫千金の夢が父を見舞うようになったらしい[大岡昇平*父|1951]

[解説] 「一攫」はひとつかみという意味。もともとはひとつかみで千金、すなわち大量の金をつかむこと。

[類語] いっかくばんきん

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android