一旦那(読み)いちだんな

精選版 日本国語大辞典 「一旦那」の意味・読み・例文・類語

いち‐だんな【一旦那】

〘名〙
檀家(だんか)の中で最も多く財物を喜捨する者。信徒の中で最もたいせつな檀家。第一の旦那
※俳諧・誹諧独吟集(1666)下「帳とぢ立て書初の筆 奉加する花心もや一檀那」
② 第一の得意先。一番だいじな客。いちとくい。
浮世草子好色万金丹(1694)三「あの客は私方の一旦那、大印子(いんつう)(あり)にて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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