一時に（読み）いちじに

精選版 日本国語大辞典

いちじ‐に【一時に】

〘副〙 同時に物事が集中するさまや、いっせいに同じ行為をするさまにいう。一度に。いちどきに。

※平家（１３Ｃ前）四「仏法と云(いひ)王法と云、一時にまさに破滅せんとす」

いちどき‐に【一時に】

〘副〙 ＝いちどに（一度━）

※俳諧・猿蓑（1691）五「いちどきに二日の物も喰て置〈凡兆〉 雪げにさむき嶋の北風〈史邦〉」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

いちじ‐に【一時に】

［副］同時に物事が集中して起こるさま。また、短時間に集中して行うさま。一度に。いちどきに。「全山が一時に色づいた」「たまった仕事を一時にかたづける」
[類語]一気に・一挙に・一息に・一気呵成・一度に・一斉・一時いちどきに・一遍に・一足飛び・等しい・共に・同時に

いちどき‐に【一時に】

［副］一度に。いっしょに。「客が一時に押しかける」「一時に疲れが出る」
[類語]一気に・一挙に・一息に・一気呵成・一度に・一斉・一時いちじに・一遍に・一足飛び・等しい・共に・同時に

出典　小学館