一次電子(読み)いちじでんし

世界大百科事典(旧版)内の一次電子の言及

【電子放出】より


[二次電子放出]
 固体表面にエネルギーをもった粒子が当たり,この粒子からエネルギーを得て固体表面から電子が放出される現象を二次電子放出secondary emissionと呼ぶ。広くはエネルギーをもったイオンや電子の衝撃により,物質表面から電子が飛び出す現象を指すが,狭義には入射電子(これを一次電子という)によってひき起こされる場合をいう。一次電子が固体に当たると一部は反射するが,一部は固体内に入り,その中のいくつかの電子にエネルギーを与え,さらにその電子は別の電子にエネルギーを与えるという過程が繰り返される。…

※「一次電子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android