一目散(読み)いちもくさん

精選版 日本国語大辞典 「一目散」の意味・読み・例文・類語

いちもく‐さん【一目散】

〘名〙 (多く「に」を伴って用いる) わき目もふらずに駆けるさま。いっさん。
俳諧・続山の井(1667)夏上「くらべ馬も一もくさんや碁盤乗貞則〉」
※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉五「何事に心を乱されてか一目散に走り来る人」

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デジタル大辞泉 「一目散」の意味・読み・例文・類語

いちもく‐さん【一目散】

(多く「一目散に」の形で副詞的に用いる)わき目もふらずに走ること。一散いっさん。「一目散に逃げる」「一目散に駆けだす」
[類語]ひたすらいちずひたむき一筋ただただただ専一ひとえに一心一念一路一散一直線一本槍一点張り一辺倒一意専心営営せっせ遮二無二無二無三がむしゃら一心不乱脇目も振らずすたこらすたすたすたこらさっさ足早雲を霞とまっしぐらしゃかりきしゃにむに無心粉骨砕身無我夢中熱中夢中直線的専心専念没入没頭没我傾注傾倒猪突猛進ストレート我を忘れるこんを詰める身を入れる身を砕く心血を注ぐ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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