一筆書(読み)ひとふでがき

精選版 日本国語大辞典 「一筆書」の意味・読み・例文・類語

ひとふで‐がき【一筆書】

〘名〙
① 初めから終わりまで墨継ぎをしないで、続けて書くこと。また、その書画。いっぴつがき。
落語・新宿三人遊(1897)〈六代目桂文治〉「一筆書きちんころ見たいな顔して居る」
② 一筆ごとに分けて書くこと。箇条書き。ひとつ書き。いっぴつがき。
図形などの書き方一つ。一度筆を下ろしたら途中で筆を紙から離さず、しかも同じ線を二度以上通らずに書くこと。

いっぴつ‐がき【一筆書】

〘名〙
① 初めから終わりまで墨継ぎをしないで、文字を続けて書くこと。また、その書。連綿書。いっぴつしょ。ひとふでがき。
※雑俳・住吉御田植(1700)「かるい事・一筆書の帆掛ぶね」
② 一筆ごとに分けて書くこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一筆書」の意味・読み・例文・類語

ひとふで‐がき【一筆書(き)】

筆継ぎをせずに一気に書くこと。また、その書画。いっぴつがき。
ある図形を、ある一点から書き出して、途中で線を切らず、また同じ線を二度以上通らずに書きあげること。

いっぴつ‐がき【一筆書(き)】

ひとふでがき」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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