一級(読み)イッキュウ

デジタル大辞泉 「一級」の意味・読み・例文・類語

いっ‐きゅう〔‐キフ〕【一級】

一つ階級。「一級上へ進む」
第1位の等級。「一級品」
柔道書道囲碁などの技能段階の一つ。「そろばん一級」「一級建築士」
一つの学年、また一つの学級。「一級上の先輩
[類語](2一番一等無上至上至高最高最上最良最善随一ぴか一白眉はくびベストナンバーワントップ最も

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精選版 日本国語大辞典 「一級」の意味・読み・例文・類語

いっ‐きゅう ‥キフ【一級】

〘名〙
① 等級の第一位。
(イ) 物の品質や、人の資格などの第一位。
ノリソダ騒動記(1952‐53)〈杉浦明平〉一「木曾川の放出する肥沃な水では一級の浅草ノリになった」
(ロ) 囲碁・将棋、柔道・剣道、書道などの上達段階で、初段に至る前の等級の第一位。
② 一つの階級。位階の一階級。また、位階が進級すること。
太平記(14C後)三〇「各一級(キウ)一階を被(をとされ)けるに」 〔春秋左伝‐僖公九年〕
③ 階段のひときざみ。一段。
史記抄(1477)一五「階を上下るには、一級ごとに両足共に踏て、次級へ一足づつ移して」
④ 一つの学年。また、一つの学級。
漂流記(1863)「一級に一人づつの教授方有りて」
⑤ 討ち取った敵の首の一個。首級一個。〔書言字考節用集(1717)〕

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