デジタル大辞泉
「一腹」の意味・読み・例文・類語
ひと‐はら【一腹】
1 1匹の魚の腹に入っている卵の全体。
2 同じ母親の腹から生まれること。同腹。ひとつばら。
「―ノ子供」〈日葡〉
いっ‐ぷく【一腹】
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ひと‐はら【一腹】
〘名〙
① 同じ母親の腹から生まれること。同腹。ひとつはら。
※
日葡辞書(1603‐04)「Fitofarano
(ヒトハラノ) コドモ」
② 腹いっぱい。
※
四河入海(17C前)七「麦できて一腹飯をくわうず程に」
ひとつ‐はら【一腹】
〘名〙
① 生まれが、同じ母親からであること。また、その
兄弟姉妹。同腹。ひとつはらから。ひとっぱら。
※
源氏(1001‐14頃)
竹河「藤中納言故大殿の太らうまきはしらのひとつはらなどまゐり」
②
複数の人が同じ考え・
気持であること。心を合わせること。
いっ‐ぷく【一腹】
〘名〙
① 腹いっぱいのこと。〔馬異‐送皇甫湜赴挙詩〕
② 同じ母の腹から生まれたこと。また、その人。同腹。
※中右記‐大治二年(1127)九月一一日「王子者、従レ昔后一腹王子四人希有之例也」
※
保元(1220頃か)上「此の四の宮も、故待賢門院の
御腹にて、
新院と御一腹なれば」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報