一駄(読み)いちだ

精選版 日本国語大辞典 「一駄」の意味・読み・例文・類語

いち‐だ【一駄】

〘名〙 馬一頭に背負わせた荷の分量。また、荷を背負った馬一頭。→一駄荷(いちだに)
今昔(1120頃か)五「大王用し給はば此の菓子(くだもの)を一駄奉らむ」
※俳諧・曠野(1689)員外「荻の声どこともしらぬ所ぞや〈筆〉 一駄過して是も古綿〈亀洞〉」 〔宋史‐食貨志七・礬〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一駄」の意味・読み・例文・類語

いち‐だ【一駄】

馬1頭に背負わせられる荷物。また、その分量。一駄荷。「塩一駄

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