丁子霞(読み)ちょうじがすみ

精選版 日本国語大辞典 「丁子霞」の意味・読み・例文・類語

ちょうじ‐がすみ チャウジ‥【丁子霞】

〘名〙 日本画構図法一つ構図が複雑になることを避け、絵の主要部分を引き立たせるために、画面上下または中途金箔砂子などで霞のたなびくさまを描くこと。また、その霞。

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デジタル大辞泉 「丁子霞」の意味・読み・例文・類語

ちょうじ‐がすみ〔チヤウジ‐〕【丁子×霞】

日本画で、構図を引き締めるために画面の上下または中途に金箔・砂子すなごなどで描かれる、かすみのたなびく形。

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