七ヶ宿町(読み)しちがしゆくまち

日本歴史地名大系 「七ヶ宿町」の解説

七ヶ宿町
しちがしゆくまち

面積:二六二・三七平方キロ

南西端に位置し、中央蔵王の刈田岳(一七五八メートル)より南西に延びる標高一〇〇〇―一三〇〇メートルの舟引ふなびき山・二ッ森ふたつもり山・番城ばんじよう山・蓬沢よもぎざわ山などの山嶺で山形県と接し、南東に延びる南蔵王の不忘ふぼう(一七〇五・三メートル)大梁川おおやながわ(七二〇・二メートル)の山々が白石しろいし市との境界。南は標高八〇〇―一〇〇〇メートルのりゆうヶ岳・五郎ごろう山・大頭だいず山・弥太郎やたろう山で福島県と接する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「七ヶ宿町」の意味・わかりやすい解説

七ヶ宿〔町〕
しちかしゅく

宮城県南西端,白石川上流部を占める町。東は白石市,西は山形県,南は福島県に接する。1957年町制。山形県上山市から町域中央を横断して福島県国見町に抜ける七ヶ宿街道(国道113号線)は,仙台藩時代の日本海側諸大名の通路で,古い宿場町の面影がいまも残る。町域のほとんどが山林地帯で,白石川とその支流横川流域集落点在米作のほか,林業が盛ん。乳牛飼育古くから行なわれている。北部一帯は蔵王国定公園に属し,七ヶ宿スキー場がある。またほぼ全域蔵王高原県立自然公園に属する。町域南西部を国道399号線が通る。面積 263.09km2人口 1262(2020)。

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