七ヶ宿(読み)しちかしゅく

改訂新版 世界大百科事典 「七ヶ宿」の意味・わかりやすい解説

七ヶ宿[町] (しちかしゅく)

宮城県南西端,刈田(かつた)郡の町。人口1694(2010)。阿武隈川の支流白石川の最上流域を占め,町域のほとんどは林野である。白石川に沿う七ヶ宿街道は羽州街道の一部で,江戸時代は奥羽13藩の参勤交代に利用され,上戸沢,下戸沢(以上白石市),渡瀬(わたらせ),関,滑津(なめづ),峠田,湯原(ゆのはら)の七つの集落宿駅としてにぎわった。明治以降,鉄道の発展から取り残され,農業集落化した。林業との兼業が多く,林業人口率は県内有数である。酪農も盛んで,町営牧場もつくられている。近年,南蔵王の観光開発にも力をいれている。白石川には県下最大の多目的ダムの七ヶ宿ダムが1991年10月完成した。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「七ヶ宿」の解説

七ヶ宿

宮城県刈田郡七ヶ宿(しちかしゅく)町にある道の駅。国道113号に沿う。

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