七度(読み)しちど

精選版 日本国語大辞典 「七度」の意味・読み・例文・類語

しち‐ど【七度】

〘名〙
① 七回。七たび。また、回数の多いことのたとえ。
※竹取(9C末‐10C初)「つばくらめ子産まむとする時は尾をささげて七とめぐりてなむ、産み落すめる」
音楽の五線譜上で七度のへだたりをもつ音程。長七度、短七度、増七度(完全八度)、減七度(長六度)などがある。

なな‐たび【七度】

〘名〙 七回。また、多くの回数。
書紀(720)用明元年五月(図書寮本訓)「自ら、門(みかと)を開けよと呼(よは)へども、七廻(ナナタヒ)(こた)へず」

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デジタル大辞泉 「七度」の意味・読み・例文・類語

しち‐ど【七度】

7回。ななたび。ななど。また、回数が多いこと。

なな‐たび【七度】

7回。また、多くの回数。

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