七物降下湯(読み)しちもつこうかとう

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「七物降下湯」の解説

しちもつこうかとう【七物降下湯】

漢方薬の一つ。生薬(しょうやく)当帰(とうき)川芎(せんきゅう)芍薬(しゃくやく)地黄(じおう)黄耆(おうぎ)黄柏(おうばく)釣藤(ちょうとう)などを含む。日本の医師大塚敬節(おおつかよしのり)(1900~1980年)が創製した。高血圧にともなう諸症状に用いる。体力が弱く疲れやすい人がおもな対象

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病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「七物降下湯」の解説

七物降下湯

(大杉製薬、ツムラ、東洋薬行、松浦薬業)


 高血圧症動脈硬化症に伴っておこる症状随伴症状といい頭痛耳鳴りのぼせ肩こりなどがある)の治療薬で、体質は虚弱でも、胃腸機能は比較的よい人に用います。


①著しく胃腸の弱い人、ほかの薬を服用している人は、あらかじめ医師に報告してください。


副作用として、食欲不振・下痢といった胃腸症状をおこすことがあります。

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デジタル大辞泉プラス 「七物降下湯」の解説

七物降下湯(しちもつこうかとう)

漢方薬のひとつ。高血圧からくるのぼせ、めまいなどの諸症状に処方される。

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