七言排律(読み)シチゴンハイリツ

デジタル大辞泉 「七言排律」の意味・読み・例文・類語

しちごん‐はいりつ【七言排律】

漢詩で、七言の句からなる排律

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精選版 日本国語大辞典 「七言排律」の意味・読み・例文・類語

しちごん‐はいりつ【七言排律】

〘名〙 (「排律」は律詩の長さに制限のないもの) 漢詩体の一つ一句が七言からなる排律。〔師友詩伝続録‐四三

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世界大百科事典(旧版)内の七言排律の言及

【七言詩】より

…なおほかに,七言古詩に含まれるが,初唐に盛行し,長編で叙事的性格をもあわせもった七言の作品,たとえば盧照鄰の〈長安古意〉,駱賓王の〈帝京篇〉などの作品を,楽府の〈歌行〉が音楽演奏を伴うのを原則とするのと区別するため,〈七言歌行〉と呼ぶことがある。また10句以上の律詩は〈七言排律〉と呼びうるが,杜甫に4首あるほかはほとんど類例を見ない。律詩は8句,絶句は4句より成り,平仄に規定があって,同じ韻をふむ必要があり(一韻到底という),律詩は詩中で対句を用いることが要求されるが,古詩は句数(奇数句も可能),平仄に規定がなく,押韻も途中で換韻が可能である。…

※「七言排律」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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