七転八倒・七顛八倒(読み)しちてんばっとう

精選版 日本国語大辞典 「七転八倒・七顛八倒」の意味・読み・例文・類語

しちてん‐ばっとう ‥バッタウ【七転八倒・七顛八倒】

〘名〙 (「しちてんはっとう」とも) 苦痛のあまりころげまわってもだえ苦しむこと。また、混乱のはなはだしいことのたとえにいう。しってんばっとう。
太平記(14C後)二七「俄に猛火燃来て、座中の客七顛八倒(しちテンはっタウ)する程に」 〔朱子語類‐梁恵王〕

しってん‐ばっとう ‥バッタウ【七転八倒・七顛八倒】

〘名〙 =しちてんばっとう(七転八倒)〔饅頭屋本節用集(室町末)〕
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)五「うんと計に虚空を掴み、七転八倒(シッテンバットウ)目を見出し、手足を煽ち身をもがき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android