七里けっぱい(読み)しちりけっぱい

精選版 日本国語大辞典 「七里けっぱい」の意味・読み・例文・類語

しちり‐けっぱい【七里けっぱい】

〘名〙 (「しちりけっかい七里結界)」の変化した語) =しちりけっかい(七里結界)
※雑俳・川柳評万句合‐明和六(1769)礼五「下女壱人七里けっはい初手の臼」
滑稽本東海道中膝栗毛発端(1814)「顔を見るもいやだと、きさまの事をわるくいって、七里潔敗(シチリケッパイ)いやだいやだといってござるから」

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デジタル大辞泉 「七里けっぱい」の意味・読み・例文・類語

しちり‐けっぱい【七里けっぱい】

しちりけっかい(七里結界)」の音変化。
我輩元来じたい束縛されるのが嫌いだからね、官員なぞは―だ」〈魯庵社会百面相

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