万国博記念公園(読み)バンコクハクキネンコウエン

デジタル大辞泉 「万国博記念公園」の意味・読み・例文・類語

ばんこくはく‐きねんこうえん〔‐キネンコウヱン〕【万国博記念公園】

大阪府北部、吹田すいた市北東部の千里丘陵にある公園。面積2.6平方キロメートル。昭和45年(1970)3月15日9月13日に開かれた万国博覧会を記念して、その跡地に建設された。日本庭園、自然文化園、大阪日本民芸館国立民族学博物館、スポーツ施設などがある。通称万博記念公園、正式名称は日本万国博覧会記念公園。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「万国博記念公園」の意味・わかりやすい解説

万国博記念公園
ばんこくはくきねんこうえん

大阪府吹田市(すいたし)にあり、1970年(昭和45)に開催された万国博覧会の広大な跡地を利用した公園。正式名称は、日本万国博覧会記念公園。一般に万博公園、万博記念公園ともよばれる。面積264万平方メートル。1972年、芸術学術、スポーツ、レクリエーションを3本柱として計画整備された。万国博ホール、日本庭園は残され、野球場、テニスコートプールなどのスポーツ施設、ジェットコースターなどのあるエキスポランドのほか、国立民族学博物館、国立国際美術館、日本民芸館、自然文化園などがつくられた。

[樋口節夫]

 その後、施設の老朽化などにより、万国博ホール、プールなどが閉鎖、撤去され、国立国際美術館は、大阪市の中之島へ移転した。エキスポランドは、2007年(平成19)より休業していたが、2009年廃業した。

[編集部]


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