万尾時春(読み)まお ときはる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「万尾時春」の解説

万尾時春 まお-ときはる

1683-1756* 江戸時代中期の和算家,測量家。
天和(てんな)3年生まれ。丹波篠山(ささやま)藩(兵庫県)藩士独学算学,測量術をまなぶ。測量のための四方六面様合曲尺(ためあわせかね)を考案,また逆盤磁石の用法をひろめた。宝暦5年12月28日死去。73歳。通称は六兵衛。著作に「規矩分等集」「勧農固本録」「井田図考」など。

万尾時春 ばんお-ときはる

まお-ときはる

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の万尾時春の言及

【勧農固本録】より

…江戸時代の農政書。丹波国篠山藩士の万尾時春が1725年(享保10)に刊行。上下2巻。…

※「万尾時春」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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