三共[株](読み)さんきょう

百科事典マイペディア 「三共[株]」の意味・わかりやすい解説

三共[株]【さんきょう】

1899年三共商店として創業高峰譲吉発明米国で量産していたタカヂアスターゼの輸入販売から,高峰・鈴木梅太郎発明の薬剤を中心に製薬に進出した。1913年現社名に改称し,高峰譲吉が社長就任抗生物質ビタミン剤を中心に医薬品生産で武田薬品工業に次ぎ国内第2位。最近では高脂血症治療薬メバロチンなど,大型の自社開発製品が海外で好調で,収益力では業界トップクラス。2005年9月第一製薬との統合により持ち株会社第一三共設立。→医薬品工業

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android