三十七尊(読み)さんじゅうしちそん

精選版 日本国語大辞典 「三十七尊」の意味・読み・例文・類語

さんじゅうしち‐そん サンジフ‥【三十七尊】

仏語金剛界曼荼羅の内、成身会の三七体の諸尊総称。中央大日をめぐる四仏(阿閦宝生・彌陀・不空)、四波羅蜜(大日如来の四辺にある宝・業・法・金剛)、十六大菩薩(大日如来以外の四仏の四辺にある菩薩)、八供菩薩(嬉・鬘・歌・舞の内四供養と香・華・灯・塗香の外四供養)、四摂菩薩(鉤・索・鏁・鈴)をいう。
※講演法華略儀(867)上「帰命本覚心法身 常住妙法心蓮台 本来荘厳三身徳 三十七尊住心城」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android