三塔(読み)サントウ

デジタル大辞泉 「三塔」の意味・読み・例文・類語

さん‐とう〔‐タフ〕【三塔】

比叡山延暦寺東塔西塔さいとう横川よかわ。また、延暦寺異称三院

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精選版 日本国語大辞典 「三塔」の意味・読み・例文・類語

さん‐とう ‥タフ【三塔】

比叡山延暦寺の東塔(止観院)・西塔宝幢院)・横川(よかわ)楞厳(りょうごん)院)の総称。転じて、比叡山延暦寺をいう。三院。
※園太暦‐貞和三年(1347)五月二日「山門申田楽法師殺害事、三塔事書以下加一見返献之」

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世界大百科事典(旧版)内の三塔の言及

【延暦寺】より

…その後豊臣,徳川2氏が寺領を寄進して諸堂の復興を助け,1636年(寛永13)には根本中堂の復興が成り,しだいに旧観に復した。園城寺日吉大社
[堂塔]
 近江,山城2国にわたる広大な山上の寺域は三塔(東塔,西塔,横川(よかわ)),十六谷に分かれる。東塔は,東・西・南・北・無動寺の五谷より成り,もっとも早く開かれた寺域で,一山の本堂である根本中堂をはじめ,大講堂,戒壇院,文殊楼,総持院,浄土院(最澄の廟所),無動寺等がある。…

※「三塔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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