三山冠(読み)サンザンカン

デジタル大辞泉 「三山冠」の意味・読み・例文・類語

さんざん‐かん〔‐クワン〕【三山冠】

冠の一。巾子こじ部分三つ山のような形にした黒漆塗りの礼冠らいかん即位のとき、主殿とのもり図書ずしょ賛者などの官人が用いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三山冠」の意味・読み・例文・類語

さんざん‐かん ‥クヮン【三山冠】

〘名〙 礼冠(らいかん)一つ。髻(もとどり)を納める巾子(こじ)の部分を三つの山のような形にこしらえた黒漆塗りのかぶりもの。即位に際して主殿図書、賛者などの官人の礼服に用いる。さんざん。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android