三月庭訓(読み)サンガツテイキン

デジタル大辞泉 「三月庭訓」の意味・読み・例文・類語

さんがつ‐ていきん〔サングワツ‐〕【三月庭訓】

正月から12月までの手紙を集めた「庭訓往来」を手本として字を習う者が、3月あたりでやめてしまうこと。勉強に飽きやすいこと。三日坊主
[類語]桐壺源氏隠公左伝雍也論語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三月庭訓」の意味・読み・例文・類語

さんがつ‐ていきん サングヮツ‥【三月庭訓】

〘名〙 (「庭訓」は「庭訓往来」の略称で、正月から一二月までの手紙の模範文例を集めたもの) 「庭訓往来」を手本に書を習う決心をしながら、三月のあたりで、飽きてやめてしまうこと。勉学などの長続きしないことのたとえ。三月庭訓公冶長論語。三月庭訓須磨源氏。須磨源氏。
※俳諧・富士石(1679)「声いかに三月庭訓天津雁〈立吟〉」

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