精選版 日本国語大辞典 「三枡・三升」の意味・読み・例文・類語
み‐ます【三枡・三升】
〘名〙
① 小さい枡から順に大きい枡の中に重ね入れられるようにした枡。いれこます。
※俳諧・梨園(1735)鳥「売たさに三升を付る甲かな〈貞佐〉 木々のみどりを潜る帷子〈桑雉〉」
③ 穴一(あないち)の一種。三枡形を描いて、そこに銭を投げる遊び。
④ 「みますもぐさ(三升艾)」の略。
※雑俳・柳多留‐六一(1812)「もっとりきみなと三升をすへて遣」
⑤ 「みますごうし(三升格子)」「みますつなぎ(三升繋)」などの略。
※洒落本・品川海苔(1789‐1801頃)侠八歯臍「三舛の手ぬぐひ肩にひるかへれば」
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