三次元(読み)さんじげん

精選版 日本国語大辞典 「三次元」の意味・読み・例文・類語

さん‐じげん【三次元】

〘名〙 三つ方向にむかうひろがりをもっていること。たとえば、長さと幅と高さ(深さ)をもつわれわれの身のまわりの空間など。
※映画時代(1930)〈寺田寅彦〉「実在の三次元の空間の一次元を割愛して唯二次元断面に限定する代りに」

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デジタル大辞泉 「三次元」の意味・読み・例文・類語

さん‐じげん【三次元】

次元の数が三つあること。縦・横・高さのように、三つの座標で表される広がり。
(主にアニメーションファンの間で)実在の人物。アニメーションなどのキャラクターの意でいう二次元に対する言葉。→二・五次元

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世界大百科事典(旧版)内の三次元の言及

【次元】より

…ディメンションともいう。(1)数学における次元 常識的には,ユークリッドの《ストイケイア》にあるように,線とは幅のない長さ,面とは長さと幅をもつもの,立体とは長さと幅と高さをもつものとされ,また線の端は点,面の端は線,立体の端は面であるとされている。このような理由で,点を0次元,線を1次元,面を2次元,立体を3次元の図形と呼んでいる。このことは点の位置は解析的には線上では一つの実数で,面上では二つの実数の組で,立体内では三つの実数の組で表されることに対応している。…

※「三次元」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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