三河種(読み)みかわしゅ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三河種」の意味・わかりやすい解説

三河種
みかわしゅ

愛知県の三河地方で明治末期~大正初期に作出された卵肉兼用鶏。バフ色レグホーン,バフ色プリマスロック,名古屋種などを交配したもので,体型は名古屋種よりやや小さく,冠は鮮赤色の単冠で,深く5歯に分れ,羽は帯黄バフ色,嘴,脚は淡黄色で耳朶白色。年産卵数は 150個程度。就巣性は交配によってかなり除去された。肉用としては質柔らかく佳良標準体重は成雄 2.8kg,成雌 2.3kg。

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デジタル大辞泉プラス 「三河種」の解説

三河種

鶏の品種ひとつ。愛知県の三河地方で明治末期から大正初期の頃に作出された卵肉兼用種で、日本農林規格の指定在来種。

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