精選版 日本国語大辞典 「三舎」の意味・読み・例文・類語
さん‐しゃ【三舎】
〘名〙 (「舎」はやどりの意)
① 古代中国の天文学で、二十八宿のうちの三星宿。また、三星宿にあたる赤経四〇度ほどの距離。
※太平記(14C後)一〇「其の在様項王が漢の三将を靡(なびか)し魯陽が日を三舎(さんシャ)に返し戦しも、是には過じとぞ見へたりける」 〔淮南子‐覧冥訓〕
※三代実録‐貞観八年(866)八月二四日「臣頽齢漸迫。残命尚危。若能廻二聖慈一。矜二臣深志一。賜以二優閑一。任二其将一レ息。則再造之恩更渥。三舎之恵彌深。豈敢偏惜二衰𣏓之身一。唯貪三久視二太平之化一」 〔春秋左伝‐僖公二八年〕
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