三菱F-1(読み)みつびしエフいち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三菱F-1」の意味・わかりやすい解説

三菱F-1
みつびしエフいち

航空自衛隊の超音速支援ジェット戦闘機。三菱重工業製。T-2国産超音速高等練習機を改造して,対空・対地兵器を装備する。エンジンは石川島播磨重工業製の TF40-IHI-801A2基 (合計推力約 6400kg) ,乗員1,全長 17.9m,全幅 7.9m,総重量約 13.5t,最高速度マッハ 1.6,実用上昇限度約1万 5000m,航続距離 2600km。武装は 20mmバルカン砲1,サイドワインダー・ミサイル2~4,対地攻撃用 70mmロケット 76,225kg爆弾 12。 1977年6月1号機が初飛行して以来,1984年に生産中止になるまで 77機が製造された。 (→三菱F-2 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android