三重紡績会社(読み)みえぼうせきかいしゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三重紡績会社」の意味・わかりやすい解説

三重紡績会社
みえぼうせきかいしゃ

東洋紡前身の一つ。1880年三重紡績所として三重県四日市で創業,1886年三重紡績会社(有限責任)に改組,1910年代までに 9社を合併,買収して当時最大の紡績会社に発展した。1914年,過当競争にあった業界大同団結の必要から,渋沢栄一斡旋によって大阪紡績と合併,東洋紡績(のちの東洋紡)となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android