上勝町(読み)かみかつちよう

日本歴史地名大系 「上勝町」の解説

上勝町
かみかつちよう

面積:一〇九・六八平方キロ

県東部の中ほど、勝浦郡の西部に位置する。勝浦川の上流域にあたる。東は勝浦町、北は名東みようどう佐那河内さなごうち村・名西みようざい神山かみやま町、西は那賀なか木沢きさわ村、南は同郡上那賀かみなか町・相生あいおい町と接する。北部にあさひヶ丸(一〇一九・五メートル)高鉾たかほこ山など、西部に雲早くもそう(一四九五・九メートル)高丸たかまる(一四三八・六メートル)など、町域の中央部に山犬やまいぬ(九九七・二メートル)清水しみず(七二五・一メートル)などの山嶺がある。西部の雲早山などを水源とする勝浦川は梅木谷うめきだに川・旭川・杉地谷すぎじだに川などを合せ、東部で正木まさきダムとして利用され、勝浦町域に東流する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上勝町」の意味・わかりやすい解説

上勝〔町〕
かみかつ

徳島県東部,勝浦川上流域の剣山地にある町。 1955年高鉾 (たかほこ) 村と福原 (ふくはら) 村が合体して町制。山地大部分で,中部山渓県立自然公園に属する景勝地ミカンカキ,八重地牛を産する。古刹慈眼寺,重要文化財田中家住宅殿川内渓谷などがある。面積 109.63km2人口 1380(2020)。

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事典 日本の地域遺産 「上勝町」の解説

上勝町

(徳島県勝浦郡上勝町)
日本で最も美しい村指定の地域遺産。
上勝町は、地形的には四国山脈の南東山地にあり、標高1439mの高丸山を最高峰とする山脈が重なる。大部分が山地で、山腹斜面に階段状の田畑があり集落点在。総面積は109.68k【m2

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