上寿(読み)ジョウジュ

デジタル大辞泉 「上寿」の意味・読み・例文・類語

じょう‐じゅ〔ジヤウ‐〕【上寿】

寿命が長いこと。また、寿命を上・中・下の三段階に分けた、最も上の段階。100歳、または120歳のこと。→三寿
不老不死の―を保てり」〈太平記・一三〉

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精選版 日本国語大辞典 「上寿」の意味・読み・例文・類語

じょう‐じゅ ジャウ‥【上寿】

〘名〙
① 人の寿命の長いこと。また、寿命を上・中・下の三段に分けた、最も上の段階で、百歳のこと。一説に百二十歳。
田氏家集(892頃)上・三月晦日送春感題「上寿難逢重少日、遅春不見再中光
※太平記(14C後)一三「不老不死の上寿(じゃうジュ)を保てり」 〔荘子盗跖
朝廷宴会、特に天皇元服の後宴などで、寿(じゅ)をたてまつること。また、その役。寿者。→寿(じゅ)を上(たてまつ)る
御堂関白記‐寛仁二年(1018)正月五日「上寿者〈道綱〉離列昇南階
椿葉記(1434)「後宴上寿は園中納言基秀卿」

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普及版 字通 「上寿」の読み・字形・画数・意味

【上寿】じよう(じやう)じゆ

最長寿。〔荘子、盗跖〕人の上壽は百、中壽は十、下壽は六十なり。

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