上甲正典(読み)じょうこうまさのり

知恵蔵mini 「上甲正典」の解説

上甲正典

高校野球指導者。1947年6月24日、愛媛県生まれ。愛媛県立宇和島東高等学校時代には三塁手として活躍。龍谷大学を経て地元に戻り、独学で薬種商免許を取得し薬局を経営した。82年より、母校である宇和島東高校の監督に就任し、87年の全国高等学校野球選手権大会でチームを甲子園初出場に導く。翌88年、選抜高等学校野球大会では選抜初出場初優勝を果たした。2002年4月、済美高等学校の初代監督となり、04年の選抜高等学校野球大会で選抜初出場初優勝を果たす。13年の選抜高等学校野球大会では準優勝した。指導したチームの甲子園出場は、19年間の監督歴のうち春4回・夏7回であり、甲子園通算成績は25勝15敗。主な教え子に、平井正史投手(オリックス・バファローズ)、岩村明憲内野手(東京ヤクルトスワローズ)、福井優也投手(広島東洋カープ)、鵜久森淳志外野手(北海道日本ハムファイターズ)らがいる。14年9月2日、胆道がんのため死去。享年67。

(2014-9-4)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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