上証文(読み)あげしょうもん

精選版 日本国語大辞典 「上証文」の意味・読み・例文・類語

あげ‐しょうもん【上証文】

〘名〙 近世訴訟して裁判宣告があったとき、原告被告双方から、その判決に服する旨を書いて差し出す証書。請け証文の詳しいもの。〔御仕置例類集‐続類集・三・文化一二年(1815)御渡〕

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デジタル大辞泉 「上証文」の意味・読み・例文・類語

あげ‐しょうもん【上証文】

江戸時代、裁判で原告・被告双方が判決に服する旨を書いて提出した書面請証文うけしょうもんに比べて詳しく記され、地所出入り・水論など重要な訴訟に用いられた。

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