下んす(読み)クダンス

デジタル大辞泉 「下んす」の意味・読み・例文・類語

くだん・す【下んす】

[動サ特活]《「くださんす」の音変化》
「くれる」の意の尊敬語。くださいます。
「たばこ火ひとつ―・せ」〈ひとりね・上〉
補助動詞)動詞の連用形接続助詞「て」を添えた形に付いて、「…てくれる」の意の尊敬語。…てくださいます。
「ああよう寄って―・した」〈浄・重井筒
[補説]はじめ近世上方かみがた遊里で使われ、のち一般の女性が用いるようになった。終止形連体形とも「くだんす」、命令形は「くだんせ」が用いられた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android