下世話(読み)げせわ

精選版 日本国語大辞典 「下世話」の意味・読み・例文・類語

げ‐せわ【下世話】

〘名〙
世間で人々がよく口にすることば。俗にいうことば。ことわざやたとえ、物の道理などについていう。
歌舞伎・暫(1714)「仕事大勢、喰物は小勢に限ると下世話(ゲセワ)のたとへ」
② 風流、学問を解しない人。
※落語・臑咬り(1890)〈三代目三遊亭円遊〉「雪月花の内でも実に雪は下賤者(ゲセワ)の楽しみにはならんし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「下世話」の意味・読み・例文・類語

げ‐せわ【下世話】

世間で人々がよく口にする言葉や話。「下世話年貢ねんぐの納め時という」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android