下仁田(読み)しもにた

精選版 日本国語大辞典 「下仁田」の意味・読み・例文・類語

しもにた【下仁田】

群馬県南西部の地名。南牧川と西牧川の合流点にあり、近世以来、市場町信州佐久方面への交通要地として発達特産コンニャクネギで知られる。

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デジタル大辞泉 「下仁田」の意味・読み・例文・類語

しもにた【下仁田】

群馬県南西部の地名。上信電鉄の終点で、妙義山荒船山への基地。コンニャクやネギの栽培が盛ん。

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改訂新版 世界大百科事典 「下仁田」の意味・わかりやすい解説

下仁田[町] (しもにた)

群馬県南西部,甘楽(かんら)郡の町。人口8911(2010)。富岡市の西に接し,上信電鉄線が通じる。鏑(かぶら)川上流の山地を占め,妙義山荒船山など標高1000m以上の山々に囲まれる。中心集落の下仁田は上州と信州を結ぶ交通の要地で,江戸時代には中山道の脇往還(信濃別路)の宿場町として栄え,2・5・9の日の九斎市が開かれていた。明治期には組合製糸の下仁田社がつくられ,製糸の町となり,また周辺山間地におけるコンニャク栽培の普及を背景に,大正中期にはコンニャク集散地として全国に知られた。現在は県外からも集荷し,製粉・加工して全国に出荷される。近年はシイタケの生産もふえている。長野県境にある物見山の東麓には神津牧場がある。町域の端を上信越自動車道が通り,下仁田インターチェンジがある。過疎地域の指定を受けている。
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