下手糞(読み)へたくそ

精選版 日本国語大辞典 「下手糞」の意味・読み・例文・類語

へた‐くそ【下手糞】

〘名〙 (形動) 非常に下手なこと。また、そのさま。そういう人をののしってもいう。
※俳諧・江戸十歌仙(1678)「所作らしい諸行無常のかねの声〈春澄〉 鞁(つづみ)の下手くそ寺は桂の〈似春〉」
※羽なければ(1975)〈小田実二一「泥でなすくったような下手くそな字で」

へたっ‐くそ【下手糞】

〘名〙 「へたくそ(下手糞)」の変化した語。
人情本・恩愛二葉草(1834)三「至って下手(ヘタ)ッ糞(クソ)尺八で御座ります」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「下手糞」の意味・読み・例文・類語

へた‐くそ【下×糞】

[名・形動]非常に下手なこと。また、そのさまや、そのような人。「下手糞な絵」
[類語]下手拙劣拙悪稚拙未熟幼稚不細工無器用不得手不得意へぼから下手からっ下手つたなまずいたどたどしいぎこちない

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