下條村(読み)しもじようむら

日本歴史地名大系 「下條村」の解説

下條村
しもじようむら

面積:三八・二六平方キロ

飯田市の南方天竜川右岸にあり、伊那盆地の南限に位置する農村。北は天竜川の支流阿知あち川を境として飯田市三穂みほ区に、東は天竜川を境として泰阜やすおか村に、南は阿南あなん富草とみくさに、南西は下条山脈を隔てて阿南和合わごう浪合なみあい村に、西は阿智あち伍和ごかに接する。下条山脈の山麓から北の阿知川、東の天竜川に向かって緩やかに傾斜した台地あるいは浸食谷の氾濫原に、北から小松原こまつばら阿知原あちばら粒良脇つぶらわき親田おやだ山田河内やまだごうち入野いりの大久保おおくぼ北又きたまた合原ごうはら菅野すげの吉岡よしおか鎮西野ちんぜいの新井あらい仁王関におうぜきなどの集落が位置する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「下條村」の意味・わかりやすい解説

下條〔村〕
しもじょう

長野県南部,伊那盆地の南方,天竜川の西岸にある村。 1889年睦沢村と陽皐村が合体して成立。村名は,室町時代のこの地の有力者下條氏にちなむ。丘陵性山地にあり,肉牛飼育米作果樹・野菜・キノコ栽培が行われる。大山田神社社殿は重要文化財。天竜川沿岸は天竜奥三河国定公園に属する。国道 151号線が縦断する。面積 38.12km2人口 3545(2020)。

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