下甑島(読み)しもこしきじま

精選版 日本国語大辞典 「下甑島」の意味・読み・例文・類語

しも‐こしきじま【下甑島】

鹿児島県甑島列島の主島。段々畑が発達カノコユリヘゴが自生する。面積六六平方キロメートル。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「下甑島」の意味・わかりやすい解説

下甑島
しもこしきしま

鹿児島県西部,川内川河口より約 26kmの東シナ海に位置する,甑島列島最大かつ最南端の島。最高点は尾岳(604m)。薩摩川内市に属する。島全体が一種傾動地塊をなし,特に西海岸集落のある一部を除いて断崖絶壁であり,東海岸は比較的傾斜もゆるやかで,多くの集落,港湾がある。ナポレオン岩,瀬尾の観音三滝など奇観景観に恵まれている。甑島県立自然公園に属する。面積 66.27km2人口 3695(2000)。

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デジタル大辞泉プラス 「下甑島」の解説

下甑島

鹿児島県薩摩川内市の天狗鼻から西南西へ約45キロメートル、東シナ海上に浮かぶ甑島(こしきじま)列島の島。同列島の有人島のうち最も南に位置する。面積は66.12平方キロメートルで、同列島最大。島の北端にはカノコユリの自生地がある。江戸時代には南蛮貿易基地で、島の南部には旧武家屋敷の町並みがある。大晦日の伝統行事「甑島のトシドン」はユネスコ無形文化遺産に登録されている。

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世界大百科事典(旧版)内の下甑島の言及

【甑島列島】より

…甑列島とも呼ぶ。北東から上甑島(45km2),中甑島(7km2),下甑島(66km2)の3島とそれらの付属島よりなる。串木野港より定期船の便がある。…

※「下甑島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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